猫に必要な栄養素って何があるの?

安心安全なキャットフードを見分けるには、「猫に必要な栄養素は何か?どれくらい必要なのか?」を知っておいた方が良いのか…気になって調べてみました。

色々調査してみた結果と、獣医さんにも話を聞いた結論として「栄養素はあまり気にしなくてOK」という事がわかったのでご紹介します。


まず最初は猫に必要な5大栄養素。
猫に必要な栄養素は大きく分けて5種類あります。

人間と同じ5大栄養素ですが、猫と人間では代謝システムが違います。 そのため、必須栄養素も人間とは大きく異なります。

たんぱく質

筋肉、骨、毛、爪、内臓や血液など、体を作る役割があります。 全部で22種類のアミノ酸で構成されており、うち11種類が猫にとって必須アミノ酸です。

炭水化物(糖質)

脳や筋肉のエネルギー源としての役割があります。猫は炭水化物の代謝能力が高くないので、たんぱく質ほど重要な栄養素ではないと言われています。

脂質(脂肪)

脳や筋肉のエネルギー源としての役割があります。猫が必須とする脂質は4種類あります。

ビタミン

ビタミンは体内の酵素の動きを補助し体の調子を整える役割があります。脂溶性のビタミンが4種類と水溶性のビタミンが9種類あります。猫にとって必須ビタミンは脂溶性が3種類、水溶性が8種類です。

ミネラル

ミネラルは、骨格を形成し体の調子を整える役割があります。全部で16種類あり、うち13種類が猫にとって必須ミネラルです。


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次に5大栄養素の何がどれくらい必要か?です。

猫にとって必要な栄養素は、アメリカ飼料検査官協会(通称AAFCO)という団体が提唱している「AAFCO基準」というものがあります。

■参考リンク:AAFCO ペットフードの栄養基準についてのPDF(2015)

内容を要約すると、AAFCO基準が意味しているのは、 「この基準を満たしたキャットフードと水があれば、猫は生きていられますよ」ということです。

市販されている総合栄養食のキャットフードは、ほぼ全てがAAFCO基準を満たしています。 どのキャットフードにも「猫が生きていられる」という最低限の栄養素があるという事です。

つまりは、猫に必要な栄養素は何か?という事はあまり気にしなくても良いとも言えます。 そもそもキャットフードは、猫に必要な栄養素を最初から考えて作られている製品なのです。

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獣医にも聞いてみた!猫に必要な栄養素とは?気をつけることは?

猫に必要な栄養素や、キャットフードに含まれるマグネシウムに関する疑問、猫が自力では生成できないタウリンについて、かかりつけの獣医にも聞いてみました。

猫のごはんで気をつけることは何でしょうか?
必要な栄養素って何ですか?

まず猫は真正肉食動物なので、肉すなわち動物性たんぱく質を食べさせることが大事です。


必要な栄養素については口頭で全部説明するのは難しいので、ざっくり言うと、 総合栄養食として売られているキャットフードと水を与えれば栄養的には問題ありません。


市販の総合栄養食はAAFCO基準という猫に必要な栄養素を定めた基準があって ほぼ全てがそれに準じて作ってあるので必要な栄養はそれでまかなえるからです。 必要な栄養素は何か?って考えなくていいのがキャットフードです。


気をつけなきゃいけないのは「AAFCO基準を満たしている」というのはある種当たり前なので、 パッケージに「AAFCO基準を満たしている」と書いてあっても特に意味がありません。 変な成分が入ったキャットフードが普通にあるので気を付けてください。


あとキャットフードを与える時は、必ず水も一緒にあげてください。 水分をしっかり取れば尿路結石の予防になります。

よく「キャットフードのマグネシウムに気をつけた方がいい」と聞きますが、どうしてですか?何をどう気をつければいいんですか?

結論から言うと、マグネシウムの値そのものは気をつけなくていいです。


マグネシウムの値に気をつけて〜という人は、猫が尿路結石など泌尿器系の病気にかかりやすいからそこから連想して予防の話をしてるんでしょうね。


確かに昔は尿路結石などはキャットフードに入っているマグネシウムなどの ミネラル分が原因と言われていて、マグネシウムの摂取を抑えて予防するという説がありましたが、影響が出るほどマグネシウムを摂取する方が難しいですね。


でも今はちょっと違っていて、水分を積極的にとっておしっこをたくさん出すことで 結石はできないという考え方が普通です。


だからマグネシウムの値が〜を気にするよりかは必要なくて、 猫ちゃんが水分をちゃんと取っているか、おしっこしてるかを気にした方が良いですよ。


水分を取らせるには、水以外にも缶詰をあげるのが簡単でいいです。 缶詰は水分がいっぱい含まれていますし、猫ちゃんもよく食べますから。 あとは、定期的に健康診断するのが大事ですね。

「猫はタウリンが足りなくなると失明する」って聞いたのですが、本当ですか?不安です!

たしかに猫ちゃんはタウリンが足りなくなると網膜変性を起こして失明する可能性があります。


でも、普通にキャットフードを与えててタウリンが不足する事はありえないです。


簡単にタウリン不足になる状況が考えづらいですよ。 そんなのだったら野良の猫ちゃんはほとんど失明しちゃうんじゃないですか。

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猫に必要な栄養素って何があるの?まとめ


猫に必要な栄養素、気にしなくてはいけないのは?

猫に必要な栄養素は、AAFCOが提唱している基準が存在する。

ほぼ全てのキャットフードはAAFCO基準を満たしている。
  どんなキャットフードでも最低限の栄養はある。という事。

獣医に聞いてみたことまとめ

必要な栄養素が入ったのがキャットフード。気にしなくてOK。

キャットフードは水と一緒にあげましょう。

マグネシウムの値は気にしなくてOK。

それより水をたくさん飲ました方が結石予防になる。

タウリン不足で失明するは本当。でも不足する事はほぼありえない。


このように、必要な栄養素の基準はあるけどそれを考慮したキャットフードで十分カバーできているんですね。

管理栄養士も「人間だって必要な栄養素が決まっているけど、毎食厳密に気にしている人はいないしできない。キャットフードがある猫の方がしっかり管理されている。」とのこと。

ひとつ気をつけたいのはAAFCO基準を満たしている=安心安全という事ではないです。

キャットフードを選ぶ際には、原材料に何が使われているか。という部分が大切ですね。

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