猫缶は人間用のツナ缶と同じ工場で作られている!ウェットフード工場の実態!

多くの猫が好きな、猫缶、缶詰、ウェットフード。呼び名はいろいろありますが、実は、猫の缶詰(ツナ缶)は、人間用のツナ缶と同じ工場で作られています。作り方も同じです。

猫缶には、人間のツナ缶には使わない血合肉(ちあいにく)やフレークを使われているのです。

そんな猫缶の製造過程や、タイ製の缶詰が多いのはなぜか?などを調査してみました。


この動画は、日本科学振興機構がはごろもフーズの工場の様子を記録したものです。
※作るラインは違いますが、猫缶は人間用と変わらない製造方法で作られています。


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(1)原材料になるマグロは、急速冷凍されて向上に入荷します。

(2)水につけ、1晩かけてゆっくり解凍します。

(3)解凍が終わったら、マグロの頭と尾をカットし、お腹の肉(お寿司用)を取り除きます。  マグロなどの魚は、死んだあとに脳から「死にましたよ〜」という信号が出て、味が落ちてしまうそうです。そのため、頭をカットするのが重要なんだとか。

(4)蒸煮(じょうしゃ)釜という巨大な釜に入れ、100℃で4時間蒸します。  蒸したマグロは、身が白くなります。この時点で缶詰の肉の色になります。

(5)冷ましたマグロの骨、ヒレ、皮、骨の周りの赤身(血合い肉)を手作業で取り除きます。  この時取り除いた血合い肉がウェットフードの原材料になります。  血合い肉は、鉄分やビタミン類、DHA、EPAが豊富に含まれている高い栄養価の肉です。  ちなみにマグロの身の3分の1はツナ缶用、残りはキャットフードに使われるそうです。

(6)キャットフード用に取り除かれた血合い肉は、人間用ツナ缶とは別のラインに送られ、ビタミン+αが添加されます。

(7)缶詰を洗浄し、中に肉を詰めていきます。重量検査をし、必要に応じて適宜調整します。

(8)缶詰にふたをし、中の空気を抜いて密封します。

(9)缶詰を熱で殺菌、冷却します。

(10)品質チェックをし問題がなければ出荷されます。


このような感じで缶詰は作られます。ドライフード工場と比べると、ものすごい人の手を使った作業が多いですね。人件費がかかるゆえに、缶詰はドライフードより高いんだね、と納得しました。

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実は、タイは世界トップクラスのツナ缶生産量を誇っています。

日本では人間用のツナ缶は自分たちで作るのであまり輸入しませんが、ペットフード用としてのツナ缶は相当な量の輸入をしています。(タイ→日本への農林水産物輸入額の4位、282億円)

タイから猫缶を輸入する理由は、熱帯性の小型のマグロが獲れることと、人件費が安いからです。賃金は1日当たり1人400円程度なので、人手を必要とするツナ缶工場は、タイがうってつけの場所と言えます。

また、ツナ缶に使うマグロの3分の2はキャットフード用になるので、タイ側からしても良い商売になるのではないでしょうか。

タイの工場は1980年代から運営されており、現在では日本の工場にも引けを取らない高いレベルなんだそうです。

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静岡県公式ホームページによると、日本のツナ缶の99.9%は静岡県で作られているそうです。

以前は静岡県のシェアは95%で、次いで宮城県が5%でしたが、2011年の震災の影響でシェアが静岡県に移ったそうです。

ツナ缶として有名な、はごろもフーズや、いなば食品は静岡発祥の会社です。 そういえば、どちらの会社もキャットフードを作っていますね。

はごろもフーズ:無一物シリーズ、こだわりのまぐろシリーズ、ねこまんまシリーズ
いなば食品:CIAO(ちゃお)シリーズ、鮮のまぐろシリーズ

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ウェットフードは人間用と同じ工場で作られている!猫缶工場の実態!のまとめ


ウェットフードは、人間用のツナ缶の工程から作られている。

人間用との違いは使っている肉の部位。キャットフードには血合い肉が使われている。

タイは、世界有数のツナ缶生産量を誇っている。背景にあるのは人件費の安さ。

日本のツナ缶の99.9%は静岡県で作られている。


以上、猫の缶詰、ウェットフード工場の実態でした。

缶詰は、栄養価が高いので与えすぎは肥満につながってしまいますが、水分量が多いので定期的に猫に与えた方が良い食品です。

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参考情報

日本科学振興機構:サイエンスチャンネル Vol.34 缶詰ができるまで

公益社団法人:かんづめハンドブック

三洋食品 たま伝:商品開発・製造ライン、品質検査

いなば食品株式会社:ツナ缶の基礎知識

静岡県公式ホームページ:まぐろ類缶詰の生産量日本一

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