発祥は18世紀のイギリス!キャットフード(ペットフード)の歴史!

   

キャットフード(カリカリ)って何であんな形なんでしょうか?

どんな経緯があってこうなったのか…

ふと気になったのをきっかけに、
キャットフード(ペットフード)の歴史について調べてみました。

誕生のきっかけ〜進化発展、日本におけるキャットフードの歴史をご紹介!


キャットフード誕生のきっかけはイギリスにあった!

19世紀(1800年代)の欧米では、
航海する時に食料としてビスケットを持参していました。

1860年のある日、イギリスにて、
船から捨てられたビスケットを、野良犬が食べているのを見て、
ビビッときたのが、アメリカ人電気技師、ジェームズ・スプラット。



▲カリカリの父、ジェームズ・スプラット。
イギリスまで自分が発明した避雷針を売りに来ていてひらめいた。

発明家だったジェームズ・スプラットは、
翌年の1861年にイギリスにて、肉、野菜、小麦粉を焼き固めた
犬用ビスケット、すなわちドッグフードを開発、販売しました。



▲スプラット社の犬用ビスケット広告
このビスケットが現代のドライフード(カリカリ)の元になりました。


そして、1870年にはアメリカでも会社を設立し販売を開始します。
続いて1876年には、馬肉を使った缶詰のキャットフードも販売開始。

ただし、「猫は狩りをするので、ごはんをあげる必要がない」という考えが
当時一般的だったことや、価格が高かったことで需要は少なかったようです。
あと、猫用のドライフードはまだ存在していなかったそうです。


▲スプラット社の猫缶広告

20世紀の3つの出来事がキャットフードを変えた!

しばらくはペットフードは缶詰が主流で、しかも贅沢品でした。
しかし、20世紀(1900年代)に入って起きた3つの出来事がきっかけで
キャットフード(ペットフード)の状況が変わりました。


1つ目は、1939〜45年の第二次世界大戦。
戦時中、アメリカでは金属が配給制になった事で、
当時主流だった缶詰のペットフードは生産量が落ちました。
そこで金属を使わない乾燥食品、ドライフードが主流になりました。

2つ目は、終戦後のアメリカの急激な経済成長。
人々に経済的な余裕が生まれ、贅沢品だった
キャットフード(ペットフード)を買える人が増えました。

3つ目は、1950年代の押出し成形の技術革新。
朝食用のシリアルの製造のために作られたこの技術は、
ドライフード(カリカリ)を安く大量に作ることも可能にしました。

この3つの出来事によって、ドライフードがペットフードの主流に、
かつ価格も下がり、大衆的なものになりました。


日本におけるキャットフード(ペットフード)の歴史!

日本においては1960年代になってからも、ペットフードを知らない人が多く、
猫や犬には残飯(ねこまんま)を与えるのが普通でした。

しかし、アメリカでペットフード市場が巨大になっていた事もあり、
日本でも必ず市場ができる!と見た協同飼料(現在の日本ペットフード)は、
1960年にドッグフード「ビタワン」を発売。


▲現在のビタワンとミオのパッケージ
犬のキャラクターがビタワン、猫がミオという名前。
初期のビタワンは粉末で、水に溶かして与える製品でした。

日本人の主食=米、ペットの主食=ペットフードという事で、
お米屋さんにペットフードを置いてもらうなど、メーカーの地道な努力により、
徐々に「ペットにペットフードを与える」という概念が浸透していきました。

そしてついに1972年、ペットライン株式会社が、
「キャネットチップ」の製品名で日本初のドライキャットフードを発売。


▲キャネットチップ当時のパッケージ
当時の価格は300gで200円、800gで400円だったそう。


その後、ペットフード市場は大きく成長(2016年時点で4,000億円超)し、
ごはんのみならず、おやつ、誕生日ケーキなど、選択肢が日々生まれています。


こんな歴史があり、キャットフード(ペットフード)は、
大衆的なものになり、誰でも、どこでも買えるようになったんですね。

最近では、猫や犬にも「良いものを食べさせたい」という
ニーズが高まってきており、オーガニックや、ヒューマングレードなどの
原材料にこだわって作られた、高級キャットフード=スーパープレミアムフード
がトレンドだそうです。

高級キャットフードなどのお話は、
キャットフードの種類を知ろう【ドライ、ウェット、メジャー、高級】にて
紹介しております。