知られざるドライキャットフード工場の実態!キャットフード工場動画!

ドライのキャットフードの知られざる製造工程をご紹介します。また、良いキャットフードと粗悪なキャットフードの製造工程の違いについても解説します。

この動画は、日本科学振興機構が公開している、日本ペットフード株式会社の工場の製造過程を記録したものです。
※動画ではドッグフードを製造していますが、キャットフードと製造工程は同じです。


(1)原材料を入荷、チェックします。
 →安心安全な良いキャットフードは、肉原料は肉のまま入荷し、キャットフードとして使いづらいスジなどを取り除かれます。その他の原材料についても同様です。
  粗悪なキャットフードは肉は粉末状(いわゆる副産物、肉粉)で入荷します。
  この段階で既に「何が入っているかわからない状態」です。

(2)各原材料を粉砕し、ミキサーで混ぜ合わせます。
 →すべての原材料を巨大な粉砕機(ミル)で粉砕し、ミキサーで混ぜ合わせます。
  この時、安心安全な良いキャットフードの原材料は丁寧に細かく粉砕されます。
  品質の良くないキャットフードは原材料の粉砕が甘い事があります。
  粉砕が甘いキャットフードは、表面に粒状乗の原材料が出ている場合があります。

(3)原材料に異物が入っていないかチェックします。
 →この後の工程で異物を取り除くのは大変なので、この段階で異物を取り除くのが効率的です。

(4)混ぜ合わせた原材料を加水して、圧力をかけながら加熱(煮ながら)、ねりあげます。
 →最初にコンディショニングシリンダーという機械で水分を加えます。
  次にエクストルーダーという機械でねります。エクストルーダーには2本の長いスクリューが入っていて、圧力と熱を加えながらねると、原材料がクッキーの生地のような状態になります。

(5)生地を押し出してキャットフードの形にします。
 →エクストルーダーの中はスクリュー上になっています。原材料は、練り上げられながら、エクストルーダーの先端から押し出されます。
  押し出された原材料は、回転するカッターでドライフードの粒状になるように切りそろえます。
  ちなみに、押し出し口の形と、カッターの回転するスピードを変えることで、色々な形のキャットフードが作れます。

(6)熱風を使って乾燥します。
 →押し出したばかりのキャットフードは、水分が多くやわらかいので乾燥機で乾かします。
  動画の工場では、130℃の熱風で15分かけて乾燥しています。この工程によりドライフードの名の通り、乾いた硬い粒になります。

(7)形の悪い粒の選定、油を塗って風味をつけます。
 →粒同士がくっついてしまっている状態のものを、ふるいにかけて選別します。
  その後、製品を保護し、猫の食いつきを良くするためにチキンやビーフ風味の油をからめます。
  安心安全な良いキャットフードは、ここで天然由来のオイルを使用します。
  粗悪なキャットフードは、動物性油脂を使用します。また、各種添加物も添加されます。

(8)キャットフードを冷やします。
 →袋づめを前にキャットフードを冷やします。

(9)異物チェックを経て袋詰め、出荷されます。
 →出来上がったキャットフードは金属探知機等でチェックを行い、袋詰め出荷されます。


このような流れでドライフードは製造されます。安心安全な良いキャットフードも粗悪なキャットフードも製造工程自体は大きな違いはないようです。

●ドライフードの製造工程
 入荷→粉砕→混ぜる→こねる→押し出す→乾燥→油を塗る→袋詰め→出荷

工場が清潔であることや、運用体制が一定以上の水準である事は当たり前として、決定的な違いは、やはり原材料の質になるでしょう。

この動画の工場では、残念ながら肉副産物らしき肉粉を使っていましたが、原材料が良いキャットフードは、肉をそのまま使用しています。それ以外の野菜などもそのまま使っているキャットフード工場もあります。

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農林水産省では、「ドライフードは押出成型工程(エクストルーダー)を行った場所が原産国である」と定めています。

参照:農林水産省 正しく表示していますか ペットフードの原産国

つまり、原材料をミックスした粉末状態で外国から輸入して、日本で押し出し成型をすればキャットフード自体は、「日本産」という事になってしまうのです。「日本のメーカー」「原産国が日本になっている」というだけで安心するのは難しいかもしれません。

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海外ではドライフードを自作してしまう猛者もいるようです。

自分で作る事ができれば、何が入っているかもわかるので安心ではあります。ただし、栄養素や保存性の事などを考えると、自作はかなりハードルが高いと言えます。

ちなみに、ドライフードを押し出すエクストルーダーは260ドル(日本円で270万円ほど)で購入可能なようです。 ドライキャットフードの商売を始める方には良いかもしれません。

DIY Trade Cat Dry Food Pellets Extruder

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知られざるドライキャットフード工場の実態!のまとめ


ドライキャットフードの製造工程はこの流れ
 →‘荷>∧敢奸筬混ぜる>い海佑襦
  ゲ,圭个后筬Υチ隋筬油を塗る>袋詰め>出荷

製造工程自体は、どのメーカでも大きくは変わらない

猫にとってのキャットフードの良し悪しは、「原材料の質」でほぼ決まる


以上、キャットフードの鮮度を保つ保存方法でした。

一番良いのは真空パックを使う方法ですが、おすすめは自動給餌機を使う方法です。 3つの中では一番鮮度を保つのは弱いですが、それでも十分最後まで良い鮮度が保てます。

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参考情報

日本科学振興機構:サイエンスチャンネル Vol.176 ドッグフードができるまで

農林水産省:ペットフードの安全関係(ペットフード安全法 事業者のみなさま向けページ)

Petio:ペットフードができるまで

ジャガーキャットフード:生産者ストーリー、丁寧なフード作り

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